田中会長から初代院長に指名されました。光栄に思いながら、その責任の重さを痛感しているところで御座います。
 田中会長は今日の式典を生誕宣言と命名されましたが、「ゆめ病院」は、まさに産声をあげたばかりです。伊都医師会を父に、三菱電機情報ネットワーク株式会社を母にして誕生した可愛い娘とでも言えましょう。
 病院を重さで云々するのも可笑しな話でありますが、ゆめ病院は重さが0g。質量0の日本で一番軽い病院であります。しかも、何時までも重さは0グラムのまま。しかしながら、内に秘めた可能性と言いますか、能力には素晴らしいものがあります。再生医療で脚光を浴びているステムセル、幹細胞と似ているとでも言えましょうか。
  1.国家機密保持と同等に暗号化された強固なネット環境、
  2.強固なネット環境の上に築かれた1患者1番号の患者登録システム、
  3.そして医療情報の共有を可能にするデータベース機能、
  4.更には蓄積された情報の解析で得られる大規模臨床試験能力
 これらの内蔵するパワーは、まさに「ゆめ病院」と呼ばれるに相応しいパワーであると思っています。
 「ゆめ病院」は、電子カルテと言うよりもデータベースであり、一枚のカードで医療データを検索し、治療に生かそうとするシステムであります。
医療保険財源の悪化を理由に医療費抑制と患者の負担増が進む中で、検査は医者が儲けるためだとか、薬を儲けるために出している、などと情報操作が行われて、実に不愉快な思いをしている訳でありますが、そのような話が如何に馬鹿げたものであるかを証明することに繋ぎたいとも思っています。
 保健・医療・福祉の連携。掛け声が聞かれない日はありません。
治療歴の蓄積は勿論のこと、人間ドックや保健事業で行われた検査結果までデータベース化する。しかも、必要に応じて情報を随時利用する「ゆめ病院」。これこそが保健・医療・福祉の連携を可能にする手段であると確信しています。
しかし、これらの夢を実現するのは我々の地道な努力によります。
コツコツと場合に応じて入力を繰り返す。大輪の花を咲かせるためには欠かせない作業であるとご理解頂いて、ゆめ病院の育成に、ご協力下さいますよう心からお願い申し上げる次第でございます。
ご理解とご協力をお願い申しあげまして、就任の挨拶とさせて頂きます。

初代院長就任挨拶